【熱中症対策に新提案】アルギニンゼリーで体調サポート!スポーツ現場での活用に向けた検証スタート
医療&介護 2025.08.01

スポーツ現場における熱中症対策として、弊社製品「アルギニンゼリー」の有効性を検証するための調査内容をご紹介いたします。
弊社の取り組みと製品について
テクノサイエンス株式会社は、ペプチド合成技術をもとに医薬品の開発を目的として設立された会社です。現在は、医薬品に加えて健康食品の開発にも力を入れており、実用的かつ科学的根拠に基づいた製品づくりを行っています。
中でも今回注目したのが、高濃度アルギニンを配合したゼリー製品です。ゼリー状であることにより、暑さで喉を通りにくくなる場面でも摂取しやすく、体調管理に役立つと考えています。
熱中症の基本と現状の課題
熱中症とは、暑さによって生じる身体障害の総称です。重症度に応じて3段階に分類されており、今回は初期症状(Ⅰ度)へのアプローチを対象としています。

《図1:熱中症の重症度分類》
建築現場やスポーツ現場では熱中症が多発していますが、現在の対策は予防的なものが中心です。
たとえば:
- 経口補水液や塩分補給
- 冷却グッズやミストファン
- 水分補給の指導や教育
これらは重要ではありますが、「完全に熱中症を防ぎきれていない」のが現実です。

《図2:熱中症の発生メカニズム》
熱中症は、運動によって体内に熱がこもり、発汗などによる熱放散がうまくいかなくなることで起こります。
熱中症対策の現状と法的背景
2024年6月1日から、改正労働安全衛生規則が施行され、職場における熱中症対策が義務化されました。
特に、初期症状の放置や対応の遅れが事故につながるケースが多く、早期の予防と体調管理が重要になっています。

アルギニンが持つ可能性
アルギニンは、私たちの体内で一酸化窒素(NO)を生成するアミノ酸の一つです。
一酸化窒素には以下の作用があります:
- 血管を拡張し、血流を促進
- 血圧を安定させる
- 血栓予防・動脈硬化抑制

《図4:アルギニン摂取による血流の改善イメージ》
熱中症は、暑さによって血流が滞ることが原因のひとつとされます。
アルギニンにより血流がスムーズになれば、熱中症の初期症状の緩和や予防に効果が期待できるのです。
必要な摂取量と摂取の工夫
研究によると、アルギニンの効果を実感するには1日あたり5g前後の摂取が必要とされています。

《図5:アルギニンの効果と必要摂取量に関する研究データ》
しかし、アルギニンは体内で合成できる量が限られているため、外からの摂取が重要です。
特にアスリートや屋外労働者のような、体を酷使する人には不足しやすい栄養素です。
弊社のアルギニンゼリーは、高濃度かつ手軽に摂取可能な特許技術によって開発された製品です。
(※平成30年に高濃度ゼリー製法で特許取得済)
検証内容と調査の流れ
本調査では、以下の流れでスポーツ現場での活用を検証しました。
- スポーツ開始前に健康状態を確認
- アルギニンゼリーを摂取して活動開始
- 終了後の体調と熱中症症状の有無を確認
- アルギニン未摂取グループとの比較

《図6:検証プロセスのフロー図》
また、以下のような熱中症の初期症状が現れた際に、アルギニン摂取後の体調の変化も観察しています。
- めまい・立ちくらみ
- 筋肉のけいれん
- 倦怠感・脱力感

《図7:熱中症の主な初期症状一覧》
今後の展望とお願い
予防にとどまらず、より実用的な体調管理のサポートツールとして、アルギニンゼリーが活躍できるよう、科学的なデータを蓄積していく予定です。
本検証にご協力いただける企業様には、心より感謝申し上げます。
今後の結果についても随時ご報告してまいります。
まとめ
- 熱中症対策は「予防だけ」では不十分
- アルギニンは血流改善により、初期症状にアプローチ可能
- ゼリー形状で摂取しやすく、現場向けにも最適
- 科学的検証を通じて、より実用的なサポート手段へ





