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鉄欠乏性貧血・めまいを予防!
鉄分が不足しがちな妊婦さんにおすすめのアイテム

医療&介護 2021.04.05

鉄欠乏性貧血・めまいを予防!<br>鉄分が不足しがちな妊婦さんにおすすめのアイテム

男性よりも女性に起きやすい症状の1つとして貧血が挙げられますが、その原因は鉄分不足です。さらに女性が妊娠した際に1日に必要な鉄分の量は19.5mgと言われており、妊娠前の約2倍近くなります。つまり、ただでさえ不足しがちな鉄分が妊娠時はより必要になるということです。鉄分不足は食べ物で補うのが基本ですが、効率良く補うためには鉄剤を服用することも1つの手だと言えます。妊娠時はきっちり鉄分を摂って鉄欠乏性貧血やめまいを予防しましょう。

妊娠時に不可欠となる鉄分の補給

鉄分が不足することで特に心配なのが「鉄欠乏性貧血」です。鉄欠乏性貧血は、赤血球細胞内の重要なタンパク質・ヘモグロビンの栄養となる鉄分が不足することで生じます。ヘモグロビンは酸素と結びつくことで、全身に酸素を送り届ける役割を担っています。ヘモグロビンの減少によって、全身に酸素が行き届かない「酸欠状態」になることが危惧されるのです。全身が酸欠状態になることで、鉄欠乏性貧血の症状であるめまい、動悸、息切れなどの症状が現れます。

男性に比べて女性が貧血を起こしやすい理由としては、女性の身体が鉄分を欲するシーンが多いからです。生理時の出血、妊娠・授乳期、更年期の生理不順など数々のライフステージで、鉄分が必要なシーンが訪れます。普段から鉄分が不足しがちにもかかわらず、冒頭で触れたように妊娠時には通常時の倍近い量の鉄分が必要になります。

妊娠時の鉄分不足は胎児の成長にも関わります。母体の健康と同様に、胎児の身体を作るうえでもヘモグロビンと鉄分が重要になります。鉄分が少ないと、胎児は生命維持にもっとも重要な脳に優先的に酸素を運ぶので、他の臓器の発達に遅れが出ることがあるそうです。特に女性は日ごろから鉄分を摂取することを意識すべきですが、お腹に新たな命を宿した際はより意識的な鉄分補給が不可欠だと言えます。

鉄分は食べ物とサプリメントで補給を

女性は鉄分が不足がちだと言われますが、その理由は日々の生活や生理現象によって多くの鉄分を失っているからです。生理と日々の排泄によって、毎月女性は40mgの鉄分を失っていると言われています。失った鉄分は食べ物で補給するのが第一です。しかし、食事摂取基準では1日約10.5mgであり、それは豚レバー約80g、牛レバーは約300g、ほうれんそう約1束と1/4に該当します。その量を毎日摂取するのは現実的ではなく、それが妊婦であればなおさらでしょう。

そこで効果的に鉄分を補給する手段としておすすめなのがサプリメントです。サプリメントで鉄分補給をする最大のメリットは、毎日の食事での不足分を補えること。食事できちんと鉄分を摂れればそれに越したことはありませんが、それには毎日かなりバランス良い献立を考える必要があるでしょう。忙しい現代人においては、初めから「食事+サプリメント」での補給を意識したほうが効率的です。

サプリメントは飲み過ぎてしまうと栄養過多になってしまうこともありますが、きちんと規定量を守って摂取すればその点も心配はいりません。また、妊娠時は通常時の2倍ほどの鉄分が必要になるので、摂取し過ぎを不安視する必要もないでしょう。普段から貧血に悩まされている女性の方、最近妊娠が発覚した方は、「食事+サプリメント」の生活を始めてみましょう。鉄分不足による体調不良に負けない身体づくりをするうえでの第一歩となるはずです。

妊婦さんは鉄を高濃度含んだ商品がおすすめ

妊娠中の女性やフルマラソンを走るランナーら鉄不足に陥りやすい方は、意識して鉄分を摂取することが大切です。特に普段にも増して鉄不足が深刻な妊婦さんは、手軽に鉄分補給ができるアイテムを常時備えておくことをおすすめします。日頃から鉄不足に負けない身体づくりを目指しましょう。

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